2.ソーセージ編
ハムと並んで食品添加物をたっぷり含んだ加工食品の代表格です。
加工食品であるソーセージは食肉と違い、原材料の豚肉の原産地表示義務はありません。
<ソーセージに主に含まれている食品添加物>
①保存料(ソルビン酸)
カビや酵母に対して抗菌性があり、微生物の増殖を抑え、保存性を向上させます。
発色剤の亜硝酸Na(ナトリウム)と一緒に取ると体のバランスが悪くなったり、発がん性の恐れがあると言われています。
②pH(ペーハー)調整剤
食品のpH(酸性、アルカリ性を測る尺度。数字が少ないほど酸性、7が中性、14までがアルカリ性)を弱酸性(6.0〜6.5)に調整することで変質や変色を防いで品質を安定させたり、他の添加物の効果を向上させるために使用する添加物です。食品の日持ちを良くし、腐敗を防ぐ為に使用されます。
PH調整剤と書かれていますが、その中身はクエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸炭酸ナトリウムなど数種類を一括表示したものです。
pH調整剤は現段階では使用の上限基準が無いため、多種類の添加物が使用され、一括表示されている事が多いそうです。
③結着材料(でんぷん、植物性たんぱく)
ソーセージの食感を形成するために使用されています。合せてカゼイン、Na、リン酸塩といった添加物の結着剤も使用されていることが多いそうです。
*参考文献:『食品の裏側』 安部司著 東洋経済新報社
『新・食べるな危険!』 小若純一著 講談社
『AERA 安心・安全を食べたい No.35』 朝日新聞社