3.コーヒーフレッシュ(コーヒーミルク)編
テイクアウトの出来るカフェやほとんどの喫茶店でコーヒーやミルクティーを頼むと付いてくる小さない入れ物に入ったミルク。
多くの人は何の疑問ももたずにコーヒーや紅茶にミルクと思って入れていると思いますが、あれはミルクではありません。乳製品ではないのに「ミルク」と名乗っています。
原料は「サラダ油」と同じもの。植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせてミルク風に仕立てたものです。
コーヒーフレッシュの様に容器や包装が小さい場合は原材料表示を容器そのものにしなくてよい(それが沢山入っている袋にのみ表示)と食品衛生法で決められているので、喫茶店やファミリーレストランで小さい容器単品で出された場合にはその原材料を確かめる事が出来ないのです。
<コーヒーフレッシュに主に含まれている食品添加物などの成分>
①植物性脂肪
ヤシの実油やパーム油を原料としたもので、サラダ油とおなじもの。
②乳化剤
油と水が混ざり合うように作用するもの。界面活性剤の一種。
これを入れるとあっという間に油と水が混ざって、ミルクらしく白く乳化します。
③増粘多糖類 ミルクらしいとろみをつけるために使用される添加物。
④pH調整剤 日持ちをさせるための添加物。
⑤香料 クリームの香りを付けるために入れる添加物。
*参考文献:『食品の裏側』 安部司著 東洋経済新報社
『新・食べるな危険!』 小若純一著 講談社
『AERA 安心・安全を食べたい No.35』 朝日新聞社